用具の使い方
このコーナーでは、稽古につかう衣類や道具の使い方や手入れについて紹介しています。
はじめに、袴の基本的な着用方法を紹介します。この着用方法は、和服の袴の着方のひとつです。
一般的には「結び切り」と呼ばれる着方で、紐の仕上げ方などで色々と着方の名称が変わります。
筆者はこの着方で着ていますが、稽古用の着方として、着られる方がそれぞれ応用する必要があるかも知れません。
以下の図説で着方を解説いたします。左右の三角マークをさわることでスクロールします。
それぞれの図はクリックして頂く事で拡大してご覧になれます。
上記では、袴の代表的な着方を紹介しましたが、「こんな方法で、いつも着ている」などの
ご意見や方法をお知りの方が居られましたら、合気道ねっと「袴の着方」までメールを下さいませ。
はじめに、袴をたたむ一般的な方法の出世結びを紹介します。これは別名女結びと呼ばれる方法で
現代では此方の方法が一般的な袴のたたみ方となっているようです。
以下の図説でたたみ方を解説いたします。左右の三角マークをさわることでスクロールします。
それぞれの図はクリックして頂く事で拡大してご覧になれます。
次に紐のたたみ方のもうひとつの方法、井桁(いげた)結びを紹介します。(左図)これは男結び、
石たたみなどとも呼ばれる結び方で主に男袴をたたむのに使われます。
仕舞い方は、10番までは一緒ですが最後の紐の始末が違います。
現在では、出世結びが多くのところで採用されていますが、井桁結びも出来るようにしておくと良いかも知れませんよ。
普段、稽古で使っている袴ですが、意外と知らない事があるものです。
そこでちょっとした袴のマメ知識をご紹介します。
袴には、一般的に稽古で使用するズボン型になっている馬乗り袴と、スカート状に
なっている行灯袴(あんどんばかま)があります。歴史的には、男性が着用し古墳で発見される
埴輪(はにわ)に原初的な形が見つけられます。平安時代以降は、官位や用途に応じて様々な形の
袴が作られ、近世になり、野袴や行灯袴・軽衫(かるさん)袴などの種類が増えました。
武士階級は普段着として、それ以外の庶民は礼装として着用しました。
女性は平安時代には緋袴を着用しましたが、鎌倉時代以降は一般的には着用しなくなりました。
ちなみに軽衫(かるさん)袴の名称の由来は、日本に渡来したポルトガル人が着用していたピエロが
穿くような裾が細くなったズボンに似せた袴の事で、軽衫という字もポルトガル語の当て字です。
また、お稽古中などに袴の両側をたくし上げている方を、見かける事はありませんか。
あの形は「股立(ももだち)を取る」と言い、袴の左右の腰の両側空きを縫い止めた所(股立)を
動作を便利にするために、つまみあげて、帯または袴の紐に挟んでおく事を言います。
合気道の道着や用具は以下のお店で扱っています。
合気道ねっと事務局のスタッフもたびたび利用するお店です。
鈴木典商店
親切に対応してくださるので、初心者~経験者~師範までファンの多いお店です。購入時には風呂敷も付けてくれます。
岩田商会
本部道場にも近い新宿区大久保にある老舗の武道具店です。
仁武堂
文京区小石川の合気道用品専門店です。
合気道専門店ジーベック
神田神保町の専門店です。道着レンタルもされています。
このホームページの著作権は、合気道ねっとが保有しています。このホームページの一部もしくは全部を許可無く複製・使用することを禁じます